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まつどTODAY~松戸市議会議員 みのわ信矢のまちづくりブログ

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学校選択制へのアンケート


今日、松戸市の公立中学校に入学した息子が、学校で配布された『学校選択制に係る保護者アンケート』の用紙を持ち帰ってきました。

この『学校選択制』。私が市議会議員として活動を始めた1期目に、制度導入を最も早く働きかけ、実現に向けて特に力を注いだ政策である自負があることから、このアンケートを強い関心を持って眺めました。
一通り目を通した結果、残念ながらあまり意義のあるアンケートにはならないという印象を抱きました。

あまり懐疑的な見方ばかりするのも嫌なのですが、もしかしたら、事務の簡素化や、選択制にかかる労力の軽減などを見込んで、選択制の廃止につなげるためのものかも知れないという可能性も感じられたので、このアンケートへの疑問を提示することにします。

加えて、本郷谷市長は、昨年の市長選挙において組合の強いバックアップもあったと言われており、そのことが上記の懸念と関連していないことを願います。



まずお断りしておきますが、私は松戸市の公立中学校は、ある程度信頼に足る質のものだと感じており、教育関係者の多くには敬意を抱いています。しかしそれは、大学を卒業して間もない頃から地元での活動を始め、多くの同世代の方々よりも多少は地域への理解があったからこそそう思うのだとも感じてきました。なぜ当時、学校選択制を求めたのかと言うと、学校(市役所もそうですが)が持つ閉鎖的な雰囲気や排他的な印象への抵抗感が、少なからぬ方々に長い間あったと考えていたからで、そしてそれはこれからも継続していくのではないかと感じていたからです。
本当に学校が、強く閉鎖的で排他的かというと、それらが全てに当てはまるものでもないとも思っていました。どの組織にも、部分的に不適切な所があり、疑問視したくなる面はあるもの。それは民間組織においてでも一緒で、ことさらに公立学校が酷いというわけでもないと思っていました。

ではなぜ、学校選択制の導入を求めたかと言うと、少子化の流れの中で、高校にはほぼ全入が可能な状況が生まれ、いわゆる団塊の世代の先生方の退職はしばらく先であったことなどから、時代にあった教育の質の担保や、さらに生徒を研鑽させる教育の姿の実現に対して、地域との緊張関係を意識することは、高い学習効率につながる一つの要素になり得ると考えたからです。

学校の統廃合と合わせて物議をかもしたこの選択制ですが、この制度に対する疑問や敵視は、現在でも一部の方々に根強く残っているようです。

いずれにせよ、今回の学校選択制に関するアンケートには、どちらかというとこの制度に否定的な見解を導き出そうとするものではないかと言う疑問も持てそうで、その点が、冒頭で述べた、残念な印象につながってしまいました。

長くなりますが、以下に、その前文を紹介します。
文章はできる限り、原文のまま転記したつもりです。


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学校選択制に係る保護者アンケート 中学校用

中学校入学にあたり、以下の質問の答えにあてはまるものを項目ごとに1つ(下線、まま)選び、番号に○をおつけください。

Ⅰ どちらの学校に入学しましたか?

Ⅱ 学校選択制により自分の意思で選べるようになりましたが、この制度についてどう思いますか?
  1よい   2よくない

Ⅲ 松戸市の学校選択制を、最初どのような方法で知りましたか?
  1広報まつど 2入学通知書のはがき 3学校からのお知らせ 4学校のホームページ 5知人・友人 6お子様 7松戸市のホームページ 8その他

Ⅳ 学校を選択する際に子どもと話し合いましたか?
  1よく話し合った 2時々話し合った 3あまり話し合わなかった 4その他

Ⅴ 入学する学校はどなたの意見で決めましたか?
  1お子様本人 2保護者 3親子で相談 4その他

Ⅵ どのような方法で学校の情報を得ましたか?最も中心として得た情報を一つ選んでください。
  1学校見学 2学校説明会 3学校行事を参観して 4学校案内のパンフレット 5学校のホームページ 6友人・知人からの情報 7その他

Ⅶ 学校参観・学校説明会に行きましたか?
  11校だけ行った 2複数校に行った 3行かなかった 4その他

Ⅷ 学校参観・学校説明会は参考になりましたか?
  1とても参考になった 2まあまあ参考になった 3あまり参考にならなかった 4どちらともいえない

Ⅸ 学校選択制は、地域の教育活動に大きな影響を及ぼすと思われますか?
  1ほとんど影響がない 2あまり影響がない 3多少影響がある 4大いに影響がある

Ⅹ 学校選択制の実施により、学校と保護者の理解・協力が強くなると思いますか?
  1強くそう思う 2そう思う 3あまり思わない 4どちらとも言えない

ⅩⅠどのような基準で入学した学校を選びましたか?最も重要視した学校を一つ選んでください。
  1通学の距離・時間・安全性 2本人の希望 3学区の学校だから 4お子様の友人関係 5教育活動の内容 6部活動 7その他

ⅩⅡ学校を決めた理由をさらに細かくお聞きします。あてはまるものに○をおつけください。いくつ○をつけても結構です。
  1指定された学区の中学校だから
  2自宅からの通学距離が近いから
  3他の学校が遠くて通えないから
  4兄、姉が通学している(していた)から
  5父母の出身校だから
  6学校周囲の環境が学校にふさわしいから
  7学校の規模が適切だと思えたから
  8学校の施設・設備が充実しているから
  9仲の良い友達と一緒の学校だから
  10標準服やカバンなどが気に入ったから
  11希望した学校に入れなかったから
  12他の学校が自分の子に合わないから
  13特に不安のない公立学校だから
  14地域で学校の評判がいいから
  15日頃目にする在校生の様子が良いから
  16学校が落ち着いており、安心できる学校だから
  17小学校の保護者の評価が高かったから
  18学校参観や説明会での印象がよかったから
  19伝統があり、校風がよかったから
  20学校の方針や重点に賛同できたから
  21先生方が熱心で専門性があるから
  22工夫された時間割や授業などで学力の充実を図っているから
  23少人数指導などのきめ細かな授業体制があるから
  24基礎基本の習得に力を入れているから
  25発展的な学習が充実しているから
  26学校の行事がさかんで充実しているから
  27学習にふさわしい環境が整えられ校内が清潔に保たれているから
  28部活動が充実しているから
  29入部したい部活動が開設されているから

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先述しましたが、全てを理解している訳ではありませんが、私は松戸市の公立中学に、とりたてて悪い印象は持ってはいません。ただ、私も若い頃から地元での政治を志し、議会を通して良い地域づくりをしたいと思う人間なので、どうしても行政の動きには敏感になってしまいます。その中で、一部ではありますが、公立学校の運営に、極端な思想であたっている先生の存在があることも事実で、サイレント・マイノリティによる全体への過剰な影響は避けて頂きたいと願っています。

このアンケートには、例えばそのような勢力の配慮や、或いは県費職員として本来は教諭での活動をされる方がおよそ半数を占める教育委員会の保身にもつながっているのではと思えてしまう部分があり、その点が残念に思います。
アンケートの設問からの推測なので、決め付けることは性急に過ぎますが、そういう印象を与えない質問設定にもっと意を注ぐことはできたのではないでしょうか。
そして、このアンケートの内容が、学校選択制に対する保護者の意識を抽出するものとも、思えません。

事実に関する多肢選択単一回答法と、評定尺度法によるこのアンケートは、教育委員会独自に編成されたものだと感じます。民間の専門機関によるものであれば、「良い」と「よい」、「一つ」と「1つ」などが並存することはないでしょうし、もっとニュートラルな視点で構成されると思うのです。
設問全体を見てみると、制度そのものというより、どちらかというと、各家庭の行動や家族観・生活観、親子のあり方などに関心が向けれらている印象です。
これらの結果をSD法などに落とし込んでも、松戸の新入学生の保護者の意識を一般化する結果を出せるとは考えにくいです。

また、評定尺度の設問の表現が、若干、一方的な気もします。
『Ⅸ 学校選択制は、地域の教育活動に大きな影響を及ぼすと思われますか?』の設問で、“地域の教育活動”とは何を指すのか、多くの保護者の間で共通認識があるでしょうか?
あるいは、
『Ⅹ 学校選択制の実施により、学校と保護者の理解・協力が強くなると思いますか?』とありますが、その強化が必要であるとすれば、しかし選択制のみの効果の是非が取り上げられて十分と言うものでもないでしょう。
この設問をこのように書き換えると、印象はガラっと変わります。
【学校と保護者の理解・協力の強化に対しては、学校選択制が実施されている状態と、学校を選ぶことが許されない状態のどちらが効果があると思いますか?】

学校選択制に関する意識を汲み取りたいのであれば、『結果として指定学区の学校に決めたが、それ以外の学校を選ぼうと考えたことがある』ご家庭の意識までをも網羅する設定内容にしていただきたかったと思います。

また、ⅩⅡの、学校を決めた詳細な理由選択には『少人数指導などのきめ細かな授業体制があるから』という、組合好みの、刷り込み設問とも思える項目までが、ちゃっかりと載っています。
全体に通して言える事なのですが、制度の意義を確認するためというよりも、教育委員会自らが、まず選択制のない状況を想定して、そこに問題がないという結論に導こうとしているように思えてしまうのです。

このような視点で改めて全体を見直してみて、適正な結果につなげるには、心もとないアンケートだと率直に思います。
そして、このアンケートは、学校選択制の廃止につなげようとする行政内の基盤づくりに、恣意的に利用されてはならないという事を強く申し上げたいと思います。





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[ 2011/04/26 23:08 ] 松戸市政 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

みのわ信矢

Author:みのわ信矢
“まつど”で生まれ、“まつど”で育った僕。“まつど”がもっともっと元気で優しい街になることを願っています。まちづくり、政治経済、野球/ソフトボールに子ども会、etc・・・。たくさんのことを、たくさんの人たちと一緒に考え、行動することの大切さを感じています。地域活性化を願う全国の方々との交流も、どんどん持っていきたいですね!

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